法廷推理小説と警察組織内部

法廷推理小説

現実世界では東京を始め、世界各国の都市や町で探偵が存在し、推理小説のなかでも探偵は様々な活躍をしている。推理小説の形態にひとつに法廷推理小説と呼ばれる作品がある。法廷推理小説とは文字通り、法廷が舞台のもののことである。検事や弁護士が主人公となって、被告人の犯行を立証したり、逆に無実を証明して真犯人を暴きだしたりする過程が描かれるのが特徴だ。E・S・ガードナーが書いたペリィ・メイスンシリーズ、和久峻三の『赤かぶ検事奮戦記』シリーズ、ゲームの『逆転裁判』シリーズなど。一方で、警察小説とは探偵役が警察官が主人公であるもののことである。

警察組織内部

謎解きそのものより警察の捜査活動の描写に重点が置かれることが多い。警察組織内部の情勢や暗部を題材としたものもある。また、時代ミステリとは過去の時代を舞台としたものである。まれに史実上の人物が探偵役をつとめる。日本では特に江戸時代を舞台にした「名奉行もの(お白州もの)」や「捕物帳」といったジャンルがある。「捕物帳」は岡本綺堂の『半七捕物帳』を嚆矢とし、緊密な構成をもった本格物から江戸風俗の描写に力を入れたものまで幅広い。歴史ミステリと特に区別なく使用されることがしばしばある。

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